Short Story Garden

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忘れられない恋がある

もういつだったかなんて忘れてしまった。

そんな昔の話。

 

確かに恋だった」。

 

恋人からひどい振られ方をした。

そんなとき、慰めてくれたあなたに惹かれてしまった。

でもあなたは好きになってはいけない人だった。

どうして好きになってしまったんだろう。

 

「君をずっと大切にする」

なんて甘い言葉を信じた私は馬鹿だったのだ。

あの人に騙されているなんて思わなかった。

既婚者で、子供もいるなんて。

 

私はもう恋愛なんてできない。

でもあれは最初で最後の恋だった。

 

確かに恋だったのだ。

 

 

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