もういつだったかなんて忘れてしまった。
そんな昔の話。
「確かに恋だった」。
恋人からひどい振られ方をした。
そんなとき、慰めてくれたあなたに惹かれてしまった。
でもあなたは好きになってはいけない人だった。
どうして好きになってしまったんだろう。
「君をずっと大切にする」
なんて甘い言葉を信じた私は馬鹿だったのだ。
あの人に騙されているなんて思わなかった。
既婚者で、子供もいるなんて。
私はもう恋愛なんてできない。
でもあれは最初で最後の恋だった。
確かに恋だったのだ。
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